2017年10月27日 (仮訳)グレートプレーンズおよびオザーク高原に産した新属Monoblastiopsis Harris, RC. & Morse, CA., 2008. Monoblastiopsis (Dothideomycetes, Pleosporales, incertae sedis), a new genus from the Great Plains and Ozark Highlands. Opuscula Philolichenum. Available at: http://clade.ansp.org/botany/people/lendemer/Op5p12.pdf [Accessed October 27, 2017]. 【R3-04520】2017/10/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 米国で採集された岩上生地衣の2新種を基に、新属Monoblastiopsis属を提唱した。 本属は被子器が表在性で孔口周糸を有し、子嚢が広円筒形~棍棒形、子嚢胞子に隔壁を欠き、緑藻を共生藻とすることなどで特徴づけられた。 M. konzanaはカンザス州、ミズーリ州、およびテキサス州、M. nigrocortinaはコロラド州およびカンザス州にそれぞれ分布し、いずれも石灰質の基質に生じていた。 USA, Kansas, Chase Co., 6.5 mi N, 2.5 mi W Strong City, Tallgrass Prairie National Preserve, N part, T18S R8E Section 7 SW¼ & section 18 NW¼ (新種) Monoblastiopsis konzana R.C. Harris & C.A. Morse 語源…(属名)Monoblastia属類似/(種小名)カンザス州の先住民族、コー族の旧名より 【よく似た種との区別】 Monoblastiopsis nigrocortina 米国に分布する 本種より子嚢果の直径が小さい 本種と異なり子嚢果がほとんどの場合単生するのではなく融合する 本種と異なり子嚢果が永存性ではなくしばしば崩壊性である 本種と異なり粉子器が普通に見られるのではなくごく稀 本種と異なり子嚢が初め8胞子性で成熟時(2–)4(–6)胞子性なのではなく8胞子性 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子が鈍楕円形ではなく狭楕円形 USA, Colorado, Kitcarson Co., ca 4 mi E of Flagler, Flagler Reservoir Wildlife Management Area, N end of reservoir along dam, T9S R50W Section 3 NW¼ SW¼ (新種) Monoblastiopsis nigrocortina R.C. Harris & C.A. Morse 語源…黒色のやかんの(シャイアン族の酋長、ブラック・ケトルに献名) 【よく似た種との区別】 Monoblastiopsis konzana 米国に分布する 本種より子嚢果の直径が大きい 本種と異なり子嚢果が融合するのではなくほとんどの場合単生する 本種と異なり子嚢果がしばしば崩壊性であるのではなく永存性 本種と異なり粉子器がごく稀ではなく普通に見られる 本種と異なり子嚢が8胞子性ではなく初め8胞子性で成熟時(2–)4(–6)胞子性 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子が狭楕円形ではなく鈍楕円形